■2005/12/14 人間(じんかん)万事塞翁が馬。
世の中、何が幸となり何が不幸となるかは予測ができないことだから、いたずらに一喜一憂するには及ばない、という教訓。
思えば、前の会社を早期退職するに至ったのも、会社と家族のどちらかを優先するかの選択で家族を選び、独立開業ということになった。 職を失うことは不幸かもしれないが、家族の絆が深まり、また独立開業というチャンスにめぐり合えたことは幸だったといえるのではないか。
11月16日にopenしてほぼ1カ月後の12月14日、血尿が出た。前の会社の大先輩が血のションベンが出るほど昔頑張った、と話して いたことを思い出し、開業に伴う疲れが出たかなと思ったが、それにしてもあまりにも鮮血なのですぐに泌尿器科のクリニックで受診した。
結果は、膀胱腫瘍。ドクター曰く、「ハッキリ言って悪性です。年内に手術しましょう。切開は必要なく、内視鏡手術で 簡単に済みます。初期の悪性腫瘍ですから、切除すればまず大丈夫です。入院は1週間ほどですが、週2回ほど膀胱内への薬の投与が必要です。」 「先生、蕎麦屋を開業したばかりなんですが。」「早いほうがいいですから。」「わかりました。関係ないとは思いますが、 義理の母と父も膀胱ガンになったのですが。」「奥さんにも気をつけてもらったほうがいいですね。」
というわけで、開店早々年内休業となった。「ちょっと待て、少し冷静になって人生の色々なことを整理・整頓、ついでに清潔・清掃・躾もいるか? 5Sしろ」と、天の声が言っているのだと勝手に解釈することにした。
2006年1月5日から、心機二三転、さらにボチボチとやりますので、みなさま少しお待ちください。
膀胱ガンは50歳以上の男性に多く発生し、その原因は化学物質を扱う職業や喫煙・コーヒー摂取が関係しているといわれている。タバコは15年以上 止めているが、コーヒーはよく飲んでいた。