日本書記に記された神武天皇東征軍の上陸地である荒坂津とされる伝説地を巡ってきました。
熊野市指定文化財
室古神社・阿古師神社
二木島湾を抱く東西の岬に鎮座する。
西が室古神社、(二木島町)、東が阿古師神社(甫母町)である。
両社とも神殿と拝殿を有している。ここの祭礼は、 古代を最も厳格に伝承しており、古式豊かな民俗 神事やこの両社にちなむ関船早漕ぎ競漕(二木島祭) は往年の熊野水軍や捕鯨の勢子舟の早漕ぎを 彷彿させるが、現在関船競漕は休止されている。
祭神は室古神社が海神豊玉彦命・イナイ、阿古師神社が 豊玉姫命・ミケイリノである。 ほかに熊野大神と伊勢大神、また稲飯命と三毛入野命 といわれる。
二木島湾周辺には、縄文・弥生以来の古代遺跡があり、 この両社は古代海人族によって、早くから奉祀されたものと察せられる。この社は、複合遺跡になっていて、実に千古の古社を思わせる。 指定 昭和四十四年七月十七日 熊野市教育委員会