走るための本三冊

かねてから走りたいと思っているのですが、行動に移せないでおります。

なにごともまずマニュアルから入る癖のあるボクはこの三冊を読んで、
今度こそと脳内の準備は完全に整っております。

しかし、身体は別であることは論をまたないのであります。

 

「ランニングする前に読む本」

ボクにとってのベストオブランニングマニュアルです。

BLUE BACKSだけあって理論と実践、生理学、メカニズムまで解説してあります。
・スロージョギング(にこにこペース)
・フォアフット着地
・スポーツカーと同じく軽量化が一番効果的
あたりがポイント。

 

「走って治すぞ、ガン闘病。」

口腔外科大学教授のガン闘病記ですが、市民マラソンが趣味のこの方はガン手術の二日前にもハーフマラソンを走ってしまうんです。でもその走りで鍛えた身体と精神力でガンと正面から闘うのです。ある意味カッコいい。患者になって初めて気づいたことや弱気になったことなども正直に書いてあります。

ボクも脱サラして2005年そば屋を開業して一か月目に血尿が出て受診したら膀胱ガンに罹患していて、その後2006年、2016年と三回ガン切除手術を経験しています。幸い内視鏡手術なので膀胱切除まではいっていませんが、妻の亡母が膀胱ガンで膀胱を摘出し膀胱ストーマ(人工的に外部に尿を溜めるパウチをつける)にしました。他人ごとではないのです。

この教授は大腸ガンや転移した肝臓ガン手術の後、人工肛門ストーマにしてパウチをつけたままフルマラソンを完走するのです!
いやいやボクだったら絶対無理とあきらめていたと思いますが、今その事実を知ったら逃げるわけは行きません。まして、内視鏡手術で済んでいるのだから、走らないわけにはいきませんよね、山本先生。

実はボクには、幼稚園から高校まで同級で、北大歯学部に入り現在佐賀市内で歯科医院をしている友人がいます。還暦同窓会で会った時に「そういえば、なして歯科医になったと?」と今更の質問をしたら、中学の時大学病院で口腔外科の先生を知り、自分もなりたいと思ってそれに向かって努力したそうです。中高大のころはそんなことはつゆ知らず、ボクは能天気な学生生活を送っていたのでした。

あと山本先生は「自らの生きざまを書き記してほしい。文字で記録されなければ存在そのものがなかったことになる。文献史学では史料に名前や事績が残らなければ不詳とされてしまう。文字で記録されなければ、人生や存在そのものがなかったとされてしまう。」と書いておられます。そしてこの本を書く時に担当者に「晒し者になってください。」と言われたそうです。もう一度ブログを書いてみようという気に大いにさせていただきました。

ストーマ等については「日本オストミー協会」をご参照ください。

 

「BORN TO RUN 走るために生まれた」

著者がランニングで足を痛めることが多く、なぜなのかを追求していくうちに、走るために生まれた人々「走る民族タラウマラ族」を見つけ出し、ベアフットランニングやトレイルランニングという自然な走る理論を発見し、人は走るために生まれたれたのだ、と確信するお話。

このサイトの解説がよかったです。

bear bore born アレ?裸足のベアはと辞書を引くとbareでした。

告白します。ボクもベアフットランナーだったんです。下の写真は高校三年の時の体育祭。運動場を使った2000mくらいの長距離走でトップを走っているボクは裸足なんです。結果は後の友達で陸上部だったボーヤに抜かれ二位でゴール。
昔のことでボクの27.5cmの足にあうシューズがなくやむなく裸足だったのですが。

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